令和7年11月13日（木）、渋沢MIXにて第二回デザインセミナーを開催しました。
講演テーマは「中小企業にこそ必要な『デザイン経営』～コア価値を言語化し、共感と共創を生む方法～」。
講師には、ツールワークス株式会社代表取締役の黒田靖史さんをお迎えしました。

当日は多くの参加者が集まり、講義とワークショップ形式で進行。
黒田さんは「デザイン経営は単なる見た目づくりではなく、会社の未来を形づくる武器である」と強調し、「理想がなければ課題は見えず、共感がなければ仲間は集まらない」という考えを、25年前のある工業デザイナーとの出会いを交えて語られました。
具体的には、過去案件の70%以上が「らしさ」の欠如により市場に出られなかった反省を共有し、企業が直面する「くじけポイント」を乗り越える重要性を示しました。

また、「デザイン経営コンパス」を活用したデザイン経営の取組手法について紹介。
経営者が自らを客観的に見るための「壁打ち相手」としてのデザイナーの活用や、公的機関、経営者仲間との協働の大切さについても触れました。

参加者は講義とワークを通じて、「デザイン経営」が中小企業のブランド力向上や業務イノベーションに不可欠な武器であることを学び、今後の経営活動に役立つ実践的なヒントを多数得られる有意義な時間となりました。

デザインセミナーは、今後も参加者の皆さまの成長をサポートする内容で開催して参ります。ぜひご期待ください。